2025.06.18#その他
戦後80年特別講義「翁長安子さんの体験」を巡るフィールドワーク
6月18日、沖縄大学から平和を願うと題した戦後80年企画の第3回目特別授業が行われました。この日は先月行われた戦争体験者の翁長安子さんの講演会(5月28日開催)で翁長さんにお話しいただいた首里戦線を振り返りながら、翁長さんが逃げたであろう道を実際に参加者が歩く、フィールドワークを行いました。
首里にある安国寺(永岡隊慰霊碑)をスタートし、一中健児の塔や資料室を見学、金城町の石畳、金城橋までの道のりを歩きました。まっすぐ歩くと約10分ほどの道、吉川先生の説明を伺いながら、約2時間かけて、80年前に思いをはせながらそれぞれが歩きました。
一中健児の塔ではお昼に慰霊祭が行われていて、参列されていた翁長安子さんは、沖縄大学の学生たちが来ると聞きつけ、参加者を出迎えてくださりました。先月質問できなかったと翁長さんのもとにかけより、お話をきかせていただいている学生さんもいて、それぞれに翁長さんと交流する場面もありました。
フィールドワークの最後では、翁長さんの戦争体験やフィールドワークで感じたことを参加者ひとりひとりが感想を話す時間も持つことができました。
最後に、吉川先生は「継承の重さを感じながら今日のフィールドワークを行いました。いつか戦後100年を迎えます、そのときに、どのような世界であってほしいかを考えながら、それぞれにできることを繋いでいけたらと願います」と言葉がかけられました。






